天国へのカレンダー

久しぶりに早く帰ってきてドラマを見た。紀香は特に好きな女優という訳でも無かったですが、なかなかの名演。いいドラマ見ました。こんなアフターワークもいいものです。
遺志を継ぐ者が居る。同じような価値観や思い、そして思い出を持った息子や娘が居る、そいつらに自分の思いや心を遺していけるということの意味が分かった気がした。そんなことを教えてくれたドラマでした。こんなことを考えるようになったってことは、俺もそれなりに年を取ったか。(>_<)

・患者さんに少しでも笑顔で居て欲しいと言って、プライベートに立ち入るようなこともたくさんしてしまって、本当に良かったのかのか、分からないことがある。単に自分が”ありがとう”って言われたかっただけなんじゃないか、って。(紀香:患者)
→”ありがとう”って言われるのは誰でも嬉しいですし、”ありがとう”って言うのも、意外と気持ちいいものですよ。
・突然の事故にあって、遺される人に何も伝えられることなく死んでしまう人も居るんです。それと比べたら、死ぬ前に色々準備したり整理できる時間があるだけでも幸せなんじゃないですか。
→これは俺の問題だろ?あんたなんかに癌で死んでいく者の気持ちが分かるか。どうせ死ぬんだ。死ぬ前に娘に会ったって何の意味があるっていうんだ?
・人は皆、死ぬ。生きることはつらい時も苦しい時もあるけど、でも、私はできるだけ患者さんに笑顔になって欲しい。いまの私にとって一人でも多くの患者さんに笑顔になってもらうことは私の生きがい。
・お父さん生まれたとき、私の側に居てくれたんでしょ?今度は、お父さんが死ぬ時は私が側に居る。

(ストーリー)
80万人の看護婦のうち、44人しかいないという癌専門看護婦(CNS:藤原紀香)の吉原は末期癌のためあと1ヶ月の命と宣告される。しかし、最後まで癌専門看護婦として働くことを決意。同僚の看護婦、医者に自分担当医となってくれることを依頼し、最後まで癌専門看護婦として患者に接しながら生きる。そして最後クリスマスパーティを機に看護婦を辞めることになる。