負けて勝つ

人との議論においては詰め過ぎてはいけない。例え、理論的に正しくても、逃げ場を失わせるくらい詰めてしまったら、相手の立場もプライドも失わせてしまう。それでは本当の意味で勝ったことにならない。本当に優しい人は、負けて勝つ。
私のすごく尊敬する会社の同僚(40代)K柳さんからから教わったこと。K柳からは本当に色々なことを教わった。議論の際、自分の理論の弱みを隠すのではなく、むしろそれを積極的に認めて、相手にさらすことにより、「弱い面、悪い効果を及ぼす面もあるが、いい面もすごくある。だからやらせて欲しい!」と腰を低く、相手の理解を求める説得手法も。すばらしい人生の大先輩に出会えたと思っている。K柳さんは今月末で出向元に戻られてしまうが、私はK柳さんのような一癖ある、仕事にこだわりを持った、面白い、でも一方で子供や家族にはものすごく優しい。そんな男に俺はなりたい。